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もしパワハラを見かけたら?

ハラスメントを見かけたら被害者と思われる人に声をかけてみよう

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もしパワハラを見かけたら?

働きやすい職場にするためにも、パワハラやいじめをなくさなければなりません。同僚や後輩がパワハラを受けた、上司がパワハラ行為を行った現場を見た、という時はどのように行動すればいいのでしょうか?

もしパワハラを見かけたら?

被害者と思われる人に声をかける

いくら許せない行動をしたからといっても、相手の意思を確認せずにいきなり「それはパワハラだ!」と責めてはいけません。まずは、パワハラの被害者と思われる人に「大丈夫?」と声をかけましょう。「あなたのことを見ていましたよ」とメッセージを伝えることで力になれることがあるからです。その人とどのような関係性を築いているかにもよりますが、時間に余裕があるなら詳しく話を聞いてみてくださいね。
パワハラは断固として阻止すべきですが、いきなり職場全体の環境をよくすることはできません。自分にできないなら誰かに相談するなど、できることから始めましょう。一番ダメなのは何もしないこと。自分には無理だと思っても見て見ぬ振りをしてはいけません。

現場には第三者が存在する

数年前、小学校の教師が激辛カレーを同僚の目に擦りつけるという、ありえないパワハラがニュースに取り上げられました。いじめはダメだと教える側の教師が容赦のないいじめを行っていたので、当時はものすごい騒ぎになっていましたよね。なぜこのようなことが起こってしまったのか、そして周囲は誰もそのような状態になっていることに気づかなかったのでしょうか?
パワハラの現場では多くの場合、加害者と被害者だけでなく「第三者」が存在します。他者が存在する場所で行われることがほとんどなので、パワハラを目撃したら何らかのアクションを起こすことが大切です。勇気を出して被害者と思われる人に声をかけ、寄り添ってあげてください。
ただし、加害者に対しては慎重に行動してくださいね。「それパワハラですよ」と直接言ってしまうと、ターゲットが変更になったり、報復されたりとかえって問題が大きくなってしまう可能性があります。

適切な部署に報告する

パワハラを相談できる窓口を設けている施設も多いので、そちらを利用するのも1つの方法です。被害者と思われる人の意見を聞いた上で、パワハラが行われていることを目撃した第三者として、窓口に報告しましょう。パワハラを止めることができるかもしれません。
ただし、加害者を処罰してもらうことを目的に報告するのはやめてください。パワハラの内容があまりにひどい場合は処罰されることもありますが、あくまで「誰かが見ている」ということを加害者に知らせるための報告です。加害者が自分の態度を改め、パワハラがエスカレートするのを防ぐのが目的です。